【初心者向け】20代からNISAで始める、資産形成と資産運用
そもそも資産形成と資産運用の違いは?
「資産運用」と「資産形成」という言葉、よく耳にしますが、違いがイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか。
簡単に言うと、資産形成は「お金を貯める」こと、資産運用は「貯めたお金を増やす」ことです。
資産形成については以下の記事で詳しく解説しています。
今回の記事では資産運用の必要性について詳しく解説していきます。
生活防衛資金(半年分の生活費を目安としてください)を貯金できたなら、資産形成の第一ステップは完了です。次は運用しつつ資産の最大化をする必要があります。なぜならば、銀行に預けているだけではお金はほとんど増えません。それどころか、実質的には目減りしていきます。
資産が目減りする?どうして??
銀行預金の金利は年率0.1%です(2025年1月現在)。物価が年率0.1%以上で上がる場合それは資産の目減りを意味します。物価上昇率が1%であれば、1000円で買えていたものが、1010円になるということです。一方銀行預金の場合は年率0.1%ですので、1001円となります。つまり1年前は買えていたものが買えなくなる現象が起きています。これをインフレリスクといいます。
日本は長年デフレ(物価が上がらない)であったため、問題はなかったです。しかし、近年物価は上がり続けていますし、日銀もそれが好ましいと考えているため、今後物価は上がり続けることが考えられます。
銀行預金だけでなく、貯めた資産を運用してインフレリスクに対応する必要がある!ということ
貯めた資産をNISAで運用しよう
さきほど貯めた資産は運用する必要があることを述べました。20代で初心者におすすめの運用はNISA口座でインデックスファンドの投資信託に積み立て投資することです。
初めて聞く言葉ばかりかもしれませんが難しくはありません。初心者が気を付けなければいけないことは以下の3点のみです。
- 分散投資
- 定額つみたて投資
- 長期投資
1つずつ解説します。
投資信託というのは、株式の福袋のようなものです。さまざまな株式に一括で投資でき、市場全体を投資するようなイメージです。つまり、分散投資ができます。投資信託にも大きく分けて2種類あり、指数連動を目指すインデックスファンドとより大きなリターンをねらうアクティブファンドがあります。しかし、アクティブファンドは手数料が高く、実際インデックスファンドより成績のいいものは多くはありません。初心者が良いアクティブファンドを見極めることは困難なため、インデックスファンド一択です。
私もインデックスファンドを投資し続けてます。
定額つみたて投資は一括で投資する手法と比べて平均化効果により、取得金額を比較的抑えることができます。定額で積み立てることで株価が高いときは少し、逆に株価が安い時にはたくさん買うことができるからです。株価の動きを気にしなくてよいので特におすすめです。
長期投資のメリットは複利の効果を得られることと長期的に株価は上昇してきたという実績から負けにくい投資法といわれます。20代は時間的に余裕があるため最も適していると考えられます。
20代でなくてもとても有効な手法ですよ!
NISA(ニーサ)とは、少額投資非課税制度のことです。簡単に言うと、一定の金額まで、投資で得た利益が非課税になるという国の制度です。
NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠の2種類あり、つみたて投資枠は年間120万円分国が認めた優れた投資信託に投資ができ、成長投資枠は240万円分個別株にも投資できます。いままで述べてきたように、おすすめはつみたて投資枠でのインデックスファンドへの投資です。
このNISAでつみたて投資を行うことで毎月定額(収入の10%程度)長期で分散された投資を行うことで、資産形成ができつつ、運用を行うことができます。
まとめ
- 銀行預金だけでなく株式等に投資をして運用する必要がある
- 分散投資、定額つみたて投資、長期投資を厳守する
- 分散投資はインデックスファンド一択
- NISAのつみたて投資枠を活用して非課税で長期、定額つみたて